干し芋タツマの商品一覧

2013年9月の“お宝ほしいも”

有機農法の畑に、天然の土壌改良剤 “銀河の星”を加えて土作りした“兼六”人参芋平ほしいも です。

より高品質な干し芋を求めて。
“銀河の星”で土作りして育てた兼六人参芋の干し芋です。

茨城産ひたちなか市周辺の海沿いの畑、日本全国の農業から見れば、ほんの点のような一角の干し芋産地で、国産干し芋の9割近くが作られています。
日本唯一の干し芋の産地といっていいかもしれません。

何故ここだけに干し芋産地が残ったのか?
ほしいも用のサツマイモが高品質に育つことが、第一の理由です。
もう一点、これは第一の理由の補足にもありますが、この産地の気候がサツマイモにとって厳しいからです。

サツマイモは日本全国のあらゆるところで栽培されています。
しかしながら、干し芋用のサツマイモは干し芋産地でしか作られていません。
ほしいも農家が、干し芋加工するためだけにしか生産されない門外不出に近いサツマイモです。

ほしいも産地の畑は海沿いなので砂地です。お世辞にも肥えた畑ではありません。
サツマイモだから育つような畑です。
そして、サツマイモに厳しい気候は、甘みがあるサツマイモを育てます。
果物が北限地ほど甘いのと同じです。
そして、干し芋加工時もその寒さがさらにサツマイモを甘くして、美味しい干し芋になるのです。

干し芋くらいしか出来ないけれど、干し芋はおいしいものが出来る。
それがひたちなか市周辺が国産干し芋の唯一の産地になった理由です。

ではここでなんでもかんでもいいから、サツマイモを育てて干し芋にすれば良いのか、と問われれば、それは“No”です。
やはり、高品質の干し芋はそれ相応の手間隙を掛けなければできません。
健康なサツマイモを作り収穫し、その中から、干し芋に適した原料芋だけを選びます。
そして糖化熟成させて、じっくり蒸かして、天日干しする。
それら一つ一つの農作業に手を抜かないのが鉄則です。

それを踏まえた上で、なお高品質を求めて作ったのが、今月のお宝ほしいもです。

ひたちなか市周辺が干し芋に適した気候、風土というのは間違いありませんが、その中の地区と畑でかなり品質が異なる原料芋が育ちます。
同じ地区でも畑ごとでサツマイモの出来栄えが変わります。
これは畑ごとに格付されているワインと同じです。
ですから、畑の選定は美味しい干し芋作りには欠かせません。
そして良い畑の土作りをすることで、より高品質の干し芋になります。

“銀河の星”は『天然腐植土・貝の化石・珊瑚の粉末』を主原料とした天然の土壌改良剤です。
これを畑に入れると土中の微生物の働きが活発になり、サツマイモが生長しやすい環境になります。

銀河の星は、シアノバクテリアという光合成藻類を育てることで、土中の微生物を活発にさせます。
シアノバクテリアは光合成で酸素を造ります。
太古の地球で大気を造ったのがシアノバクテリアです。(その化石がストロマトライトです)

だから、銀河の星を使った農法は地球環境にも貢献している農法といわれています。
その是非はさておき、銀河の星と有機農法を組み合わせたサツマイモ栽培は、予想通りの(干し芋原料として)高品質のサツマイモが育ちました。

品種は人参芋の中でも干し芋にして最も甘い“兼六”です。
今月もタツマだけでしか作っていない銀河の星プラス有機農法の干し芋です。
お楽しみください。

2013年9月6日 株式会社タツマ 福井保久